水谷充ゼミ - 人物写真研究 - 第二期








写真は人とつながるコミュニケーションのひとつ。その典型的な形としてポートレート写真があります。本ゼミナールでは、時を越えて評価されるポートレート作家やその作品を研究し理解を深めるところから始めます。撮影技術面やコンセプト、時代背景などを読み解き、なぜ名作といわれるのかを考察し「良い人物写真」とはなにかを紐解きます。
その上で、ライティング、フレーミング、露出などの基本を再考察。実習を通じ撮影技術の向上を目指します。また被写体とのコミュニケーションも大切な部分。とくに撮影現場での振る舞いに漠然とした苦手意識を持つ方もいらっしゃいます。「何をどう伝えたらいいの?」など、疑問点を洗い出し、解決の道を探ります。
ポートレートの楽しさは、被写体との共同作業という部分が大きい。その楽しさや喜びは、作品を通じて被写体の先にいる家族、友人へと 伝わっていきます。まさに人を撮る醍醐味。社会が人と人との関わり合いによって成り立っていることを端的に実感できるポートレート。撮影し発表するということは、そうした広がりの中心に自分を置くということなのです。ぜひ人を撮る楽しさを体感してほしい。
回数 | 全5回 |
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初回開催日 | 2018年3月10日(土) |
講師 | 水谷 充 |
受講料 | ¥48,600 |
定員 | 8名(4名以上で開催します) |
開催場所 | 下記プログラム内容を参照してください。 |
プログラム内容 | 1回目 2018年3月10日(土)13:30-15:30(カロタイプ) 2回目 2018年3月24日(土)13:00-17:00(スタジオ実習・都内スタジオ) 3回目 2018年4月7日(土)13:00-18:00(屋外実習・都内) 4回目 2018年4月21日(土)13:30-15:30(カロタイプ) 5回目 2018年5月13日(日)13:00-16:00(カロタイプ) 第一回 @カロタイプ 【概論 良いポートレートとは何か?】 ポートレートの名作を読み解き「良いポートレートとはなにか?」を考察します。また講師の作品をサンプルに撮影技術詳細を解説します。 この回は、ポートレートに限らずご自身が撮影した作品プリントをお持ちください。拝見しながらのディスカッションで各々の資質や好みの傾向を探り、また疑問点の洗い出しをおこないます。 第二回 @スタジオ 【ライティング研究】 照明機材を使ったライティングの基礎をおさらいし、より実践的なライティングを研究します。当て方や、特に光質の違いが描写に与える影響を理解してもらうことに主眼を置いています。同時にポジション、フレーミング、レンズの選択など、ポートレート撮影における技術の要点について考察します。 第三回 @屋外 【ロケーション撮影実習】 街に出て、光の見つけ方や使いこなしなど、光に対する感覚を磨きます。また、ポートレートに最適なロケーション選びを実際の撮影現場に近い状況で考察します。現場でのコミュニケーションなどについても、実地に即した状況で学んでいただきます。 第四回 @カロタイプ 【ポートレート総括】 ポートレートで作品を創るという観点で、展示やポートフォリオ制作など作品としてまとめるために必要なコンセプトづくりなどを検討します。 「見せる・伝える」を意識して「モチーフ・テーマ・ターゲット」など具体的な方法を考察します。 これまでの授業を踏まえ、人物写真を使った組写真制作を宿題とします。 ※第五回(最終回)の講義は、これまでより日程の間隔をあけてあります。 第五回 @カロタイプ 【講評】 宿題として撮ってきてもらった作品講評をおこないます。 未完成でもこの時点での途中経過を見せていただきアドバイスをいたします。 【スタジオ】 都内スタジオを利用します。 |
持ち物 | カメラ(デジタル、フイルムどちらでも可。マニュアル露出での撮影が可能なもの)露出計(持っている方)、筆記具など |
受講料に含まれるもの | - |
受講料に含まれないもの | - |
開講のお知らせ | ワークショップ開催の2週間前に、開講の可否を決定します。 ①申し込みが最低人数に達している場合は開講いたします ②開講人数に達していない場合においても講師の判断で開講する場合があります。 開講のお知らせメール(開講しない場合も含む)は開講の12日前までにお送りいたします。 |
お問い合わせ | 03-3235-7675
お問合わせフォームはこちら |
【 講師プロフィール 】
水谷充
1959 年 東京生まれ 高校卒業後、スタジオ助手を経て岡野隆一氏 篠原邦博氏師事 1985年とんねるず1st アルバム「なります」のジャケット撮影からフリーランスのカメラマンとして活動をはじめる。主に広告写真や女性誌ファッション誌を中心にキャリアを積む。 1992年月刊プレイボーイのピクトリアル・イン・ジャパンにて相楽晴子の撮り下ろしに抜擢。それをきっかけに男性誌グラビアへと活動領域を広げる。また、独立当初から平行して、CM や企業PR など、映像の分野にも精力的に取り組んできた。特にコストをかけられない業種の広報活動に、動画を生かすメリットを広めている。 写真・映像・文筆など手段は問いませんが、活動の主軸は写真です。対象は、特定のジャンルに拘らず、好奇心の赴くまま。活動のフィールドも様々で、仕事、プライベートの境界もあまり意識することなく取り組んでいます。そんな中で、90年代後半から様々な場面で取材を重ねている工芸職人や食の生産者は、好奇心の中心といって間違いありません。見ておきたいもの、会っておきたい人、残したい事。生きている限り、そうした様々を追い求めて行きたいと考えています。また声がかかれば、どんなものも関わってみることを身上としています。なぜなら、自身の外側からやってくる誘いは、自分自身の枠を広げるチャンスだと考えているからです。撮影体験を通じて視野を広げ、見識が深まって行くこと。まさにそれが撮影者という生き方の醍醐味です。 オフィシャルWebsite A PRIVATE VIEW http://mmps-inc.com/ご予約完了までの流れ
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